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川辺川ダム 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.15

川辺川ダム

カワベガワダム   【英】Kawabegawa Dam  

解説

1966年、当時の建設省(現国土交通省)が熊本県球磨川の最大の支流である川辺川に計画した九州最大級のアーチ式ダム治水対策、農業用水利用、発電などの多目的ダムであるが、治水効果について疑問が生じたことや建設予定地周辺にクマタカの生息地が確認されるなど優れた河川環境を維持していることから、ダム建設に流域住民や自然保護団体が強く反対している。2001年、漁業権を持つ球磨川漁業協同組合がダム建設にともなう漁業補償を否決したことから、国は漁業権を強制収容するための裁決を熊本県収用委員会に申請している。

2005年、国土交通省の収用裁決申請取り下げによってダム建設計画は事実上振り出しに戻った。一方、ダム事業の柱である国営川辺川土地改良事業は新計画づくりが進んでいる。

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