一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2018.04.17 更新日 | 2018.04.24
ヤチボウズ
ヤチボウズ 【英】tocksock [同義]谷地坊主
解説
谷地坊主と表記することもある。谷地とは湿原のことで釧路湿原など北方の湿原で見られる。つぼを逆さにしたような株の形をしている。名前の由来は、その様子がお坊さんの頭に似ていることによる。
カブスゲという植物の株は、冬、地面が凍結すると霜柱のように株ごと盛り上がる。そして翌春、雪解け水などで盛り上がった株の土がえぐられて根元が細くなる。この繰り返しにより、数10年で高さ40-50cmに生長し、大きなかたまりをつくる。
ヤチボウズに対してヤチマナコ(谷地眼)は湿原に見られるぽっかりとあいた、つぼ型の水たまりのことである。底は深く広い。(2018年2月作成)
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関連Webサイト
- 釧路湿原(北海道デジタル図鑑):http://www1.hokkaido-jin.jp/zukan/story/01/12.html
- 釧路湿原の魅力3「ヤチボウズ・ヤチマナコ」(水のカムイ観光圏-釧路湿原・阿寒・摩周-):http://kam-kankouken.jp/tourism/kushiro/special/17.html
- 「乙女高原の谷地坊主」が山梨市指定天然記念物となりました(山梨市):http://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/docs/yachibouzu.html