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万人のための教育 環境用語

作成日 | 2015.10.07  更新日 | 2015.10.07

万人のための教育

バンニンノタメノキョウイク   【英】Education for All  [略]EFA  

解説

「万人のための教育(EFA:Education for All)」とは、現在でも世界中に「読み・書き・計算」といった基礎教育を受けられない状態にある人々が多いため、各国が協力しながら、2015年までに世界中の全ての人たちが初等教育を受けられ、字が読めるようになる(識字)環境を整備しようとする取り組みである。この取り組みはユネスコが中心となり、ユニセフ、世界銀行等の多くの国際機関や、各国政府機関、NGO等も積極的に協力している。

しかしながら、発展途上国の人口増加、資金不足、戦争や内戦・民族間紛争、宗教等の慣習に基づく性差別等があいまって、識字率(字が読める人の割合)の向上は容易ではなく、2007年現在、約7億7500万人の成人が文字の読み書きができない。なお、非識字者の約7割はアジア・太平洋地域に存在し、3分の2は女性と言われている。また、学校に通うことができない児童数は約1億人に達するとされる。

「読み書き計算(識字)」は、「貧困」からの脱却及び持続可能な開発、環境保全を進めるため必要不可欠な技術である。(2015年7月作成)

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