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慶良間諸島国立公園 環境用語

作成日 | 2015.01.21  更新日 | 2015.01.23

慶良間諸島国立公園

ケラマショトウコクリツコウエン   【英】Kerama-Shotou National Park  

解説

2014年3月5日に指定された我が国31番目の国立公園。新規指定の国立公園としては、1987年の釧路湿原国立公園以来37年ぶり。

慶良間諸島は、沖縄県那覇市の西方約40キロメートル沖合にある、渡嘉敷村と座間味村にまたがる島々である。大小30ほどの島々と多くの岩礁からなる島しょ群で、沖縄随一の多島海景観美を呈することから、優れた海中景観や亜熱帯植物景観を有する地域と併せて1978年に沖縄海岸国定公園に編入された。

その後2010年10月に公表された「国立・国定公園総点検事業」(環境省)において、これらの特色に加え、透明度の高い優れた海域景観、多様なサンゴが高密度に生息するサンゴ礁及びザトウクジラの繁殖海域など、沿岸から海域にかけて多様な生態系を有することが高く評価されたことから国立・国定公園の新規指定・大規模拡張候補地に選定された。

これを受けて具体的な調査検討が進められ、海域の公園区域や海域公園地区を大幅に拡張するなど公園区域及び公園計画の全面的な見直しを行い、国定公園の区域から削除した上で、新たな国立公園として誕生した。公園の特徴を示すテーマは「美ら海慶良間―海と島がつくるケラマブルーの世界―」。(2014年7月作成)

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