一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

生物多様性国家戦略2012-2020 環境用語

作成日 | 2014.02.27  更新日 | 2014.02.27

生物多様性国家戦略2012-2020

セイブツタヨウセイコッカセンリャクニセンジュウニカラニセンニジュウ   【英】National Strategy for the Conservation and Sustainable Use of Biological Diversity (2012-2020 Versio  

解説

生物多様性条約第6条に規定されている生物多様性の保全と持続可能な利用のための国家戦略。2012年9月に閣議決定された。1995年10月に策定された最初の「生物多様性国家戦略」から数えて5版目の国家戦略である。

前版の「生物多様性国家戦略2010」の決定後2年半しか経過していないが、2010年10月の生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)で採択された愛知目標の達成に向けた我が国のロードマップを示すとともに、2011年3月に発生した東日本大震災を踏まえた今後の自然共生社会のあり方を示すために改定されたもの。

愛知目標の達成に向け、年次目標を含めた我が国の国別目標(13目標)とその達成に向けた主要行動目標(48目標)を設定するとともに、国別目標の達成状況を測るための指標(81指標)を設定した。

また、2020年度までに重点的に取り組むべき施策の方向性として「5つの基本戦略」((1)生物多様性を社会に浸透させる、(2)地域における人と自然の関係を見直し・再構築する、(3)森・里・川・海のつながりを確保する、(4)地球規模の視野を持って行動する、(5)科学的基盤を強化し、政策に結びつける)を設定した。

さらに、今後5年間の政府の行動計画として約700の具体的施策を記載し、50の数値目標を設定した。(2014.01.21作成)

この解説に含まれる環境用語

この環境用語のカテゴリー

関連Webサイト