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ザルツマン法 環境用語

作成日 | 2012.05.16  更新日 | 2012.05.30

ザルツマン法

ザルツマンホウ   【英】Saltzman method  

解説

大気中の二酸化窒素環境基準測定法の一つ。

大気中の二酸化窒素とザルツマン試薬(N-1ナフチルエチレンジアミン二塩酸塩、スルファニル酸および酢酸の水溶液)とのジアゾ反応により、生成するアゾ染料の発色により、大気中の二酸化窒素濃度を測定する方法。二酸化窒素とザルツマン試薬との反応は諸条件で変わり必ずしも1対1とならない。文献では0.5-1までの反応定数が報告されている。我が国の環境基準測定法として用いる場合は、この反応係数(ザルツマン係数)を0.84と定めている。また、大気中の一酸化窒素も同時に測定することが求められているが、ザルツマン試薬と一酸化窒素は反応しないことから、一酸化窒素を酸化器を用いて二酸化窒素に変換して測定している。この際の酸化率(一酸化窒素から二酸化窒素への変換率)を0.7と定めている。

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