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絶滅のおそれのある野生動植物種の生息域外保全に関する基本方針 環境用語

作成日 | 2012.05.16  更新日 | 2012.05.17

絶滅のおそれのある野生動植物種の生息域外保全に関する基本方針

ゼツメツノオソレノアルヤセイドウショクブツシュノセイソクイキガイホゼンニカンスルキホンホウシン   【英】The Basic Policies Concerning Ex-Situ Conservation of Endangered Species of Wild Fauna and Flora in   

解説

平成21年に環境省が策定した絶滅のおそれのある野生動植物種の生息域外保全に関する基本的な考え方。

従来からトキに代表されるように絶滅のおそれのある野生動植物種の生息域外保全が進められてきたところであったが、統一的な考え方が示されていなかった。このため、それぞれの取組は、独自の生息域外保全に対する考えに従って進められており、必ずしも良い方向ではない結果を招く可能性も指摘されてきた。こうしたことを踏まえて平成19年度より生息域外保全方策検討事業が環境省によって始められ、その中で生息域外保全のあり方等に関する検討を重ねてきた。その最終成果といえるものが、この基本方針である。

策定の目的は、それぞれの主体がよりよい生息域外保全のあり方を見据えて、相互に連携・協力して、計画的かつ効率的に生息域外保全を実施していくことであり、平成20年度より、全国各地の動物園、植物園等の協力を得て、この基本方針の趣旨に沿って「環境省生息域外保全モデル事業」が実施されてきている。

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