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バイオディーゼル燃料 環境用語

作成日 | 2010.06.10  更新日 | 2010.06.10

バイオディーゼル燃料

バイオディーゼルネンリョウ   【英】Biodiesel fuel  [略]BDF  

解説

植物性油や動物性油などの再生可能な資源から作られるディーゼルエンジン用の燃料。Bio Diesel Fuel、BDF、また単にバイオディーゼルと呼ばれる場合もある。種類としては、現在実用化が進んでいる脂肪酸メチルエステルのほか、脂肪酸エチルエステル、炭化水素油、油脂(トリグリセライド)なども含まれる。軽油に一定の割合で混合して用いるほか、バイオディーゼル燃料100%で使用することもできる。 しかしながら、現在の軽油使用を前提として生産されている一般のディーゼル車では、この燃料を用いる場合、燃料品質の劣化や燃料系統での目詰まりなどによるエンジンの不具合を懸念する指摘もある。2008年1月の「揮発油等の品質の確保等に関する法律施行規則の一部を改正する省令」では、軽油にバイオディーゼル燃料を混合する場合の燃料性状を規定している。ヨーロッパでは税制上の優遇措置などの推進政策により、主に菜種を原料とした新油からの生産が普及してきている。また、アメリカでは主として大豆の新油から生産されている。一方わが国では、回収した廃食用油からの生産が中心となっており、量的には欧米に比べるとごく少量にとどまっている。

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