一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2010.06.10 更新日 | 2012.05.30
コペンハーゲン合意
コペンハーゲンゴウイ 【英】Copenhagen accord / Copenhagen agreement [同義]コペンハーゲン協定
解説
2009年12月に開催された、第15回気候変動枠組条約締約国会議 (COP15)において承認された取り決め。
紛糾した議論の末、「合意する」ではなく「留意する」とされた同合意は、賛同する締約国のみが参加する方式となり、正式な位置づけはUNFCCC(気候変動に関する国際連合枠組条約、United Nations Framework Convention on Climate Change)外の文書となる。
その内容は、(1)地球の気温の上昇を2℃以内に抑えること。(2)先進国は2020年までに削減すべき目標、途上国は削減のための行動をそれぞれ決めて、2010年1月末までに提出すること。(3)先進国の削減目標と、途上国の削減行動の結果は、COPによって確立される(既存も含む)ガイドラインによって、測定、報告、検証(MRV)がされること。(4)途上国の温暖化対策を支援するため、先進国合同で2010-2012年に300億ドルと、2020年までに毎年1000億ドルを支援動員の目標とすること。以上の4点が主たる内容として盛り込まれた。コペンハーゲン協定とも言う。
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関連Webサイト
- 外務省 コペンハーゲン合意の先へ-気候変動をめぐる国際交渉:http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/wakaru/topics/vol52/index.html
- WWF COP15:コペンハーゲン合意について:http://www.wwf.or.jp/activities/2009/12/780121.html