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スマートグリッド 環境用語

作成日 | 2009.07.10  更新日 | 2012.05.30

スマートグリッド

スマートグリッド   【英】Smart Grid  [同義]賢い送電網 

解説

情報通信技術によって電力供給者と消費者を結びつけることで従来の集中型電力供給システムの課題を解決することをめざす、次世代送配電システム。「賢い送電網」や「賢い送配電網」「次世代エネルギー供給網」などとも呼ばれる。

従来のような供給側から消費側への一方通行的な中央集中型の電力管理とは異なり、供給側・集中型の発電技術に加えて消費側の分散型エネルギー技術(自然エネルギー、蓄電池、エネルギー需要管理など)をインターネットなどITの最新技術を活かして取り込んでいくことで、エネルギー源の分散化、双方向化、オープン化を実現するもの。こうしたシステムを活用することによって、自然エネルギーの導入を最適かつ低コストで達成することができるとも期待されている。

アメリカではカリフォルニア州の電力危機(2000年夏)やニューヨークの大停電事故(2003年8月)などを受けて高まった老朽化した送配電網の整備などを契機に取り組みが進んだ。一方、安定した送電網を持つ日本では取り組みが遅れている。

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