一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2009.07.10 更新日 | 2009.10.15
ギャップ分析
ギャップブンセキ 【英】Gap Analysis
解説
重要な生態系などの保護対象が、実際に保護地域に指定されているか、両者を比較してそのギャップ(差)を調べること。
生物多様性条約においても、生物多様性の保全には保護地域の設定などによる自然状態での保護(生息域内保全)が必要であるとされているが、実際には土地所有関係などの社会的な要因により保護地域が設定されることが多い。このため、本来保全すべき生物多様性が保護地域に含まれていない場合もある。
最近では、地理情報システム(GIS)を活用した保護種分布情報と保護地域マップとのオーバーレイ(重ね合わせ)によるギャップ分析が、地域レベルだけでなく、国レベルや地球レベルでも進み、生物多様性の2010年目標の達成に活用されている。