一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2003.09.12 更新日 | 2026.07.29
悪臭防止法
アクシュウボウシホウ 【英】Offensive Odor Control Law
解説
典型的な感覚公害である悪臭(事業活動に伴うものに限定され、火山活動などの自然現象は対象外である。)の発生を規制することで、生活環境を保全し、国民の健康の保護に資することを目的として1971年に制定された法律。
都道府県知事が、市町村長の意見を聴いて規制地域を指定し、また環境省令が定める範囲内で規制基準を定めて悪臭を規制し、指定後は市町村長が規制実務を行い、悪臭公害を防止する仕組みである。
規制対象は、規制地域内のすべての工場・事業場であり、大気汚染防止法や水質汚濁防止法など他の公害法に見られる「特定施設」は定められていない。
規制の手法は、(1)特定悪臭物質(悪臭原因物質として政令で指定する22物質)、(2)臭気指数(人間の嗅覚によってにおいの程度を数値化するもので、複数の物質が混ざった複雑な臭いでも全体の強さを評価できる)の二通りあり、どちらか一方を選択することになる。
また、規制基準は、(1)敷地境界線、(2)気体排出口、(3)排出水について定められている。
なお、悪臭については、環境基準は設定されていない。
悪臭の規制手法と測定方法は連動しており、その概要を以下の表に示す。
| 規制手法 | 測定方法 | 基準値 (敷地境界の場合) |
|---|---|---|
| 特定悪臭物質 | 公定法:機器分析法 | 硫化水素濃度の場合 0.02-0.2ppm |
| 簡易法:検知管法 | - | |
| 臭気指数 (ヒトの臭覚) | 公定法:官能試験法 (三点比較式臭袋法) | 臭気指数として 10-21 |
| 簡易法:官能試験法 (二点比較式臭袋法) | - |
(2003年9月作成、2026年4月更新)
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関連Webサイト
- 悪臭防止法の概要(環境省):https://www.env.go.jp/air/akushu/low-gaiyo.html
- 臭気対策行政ガイドブック(環境省):https://www.env.go.jp/air/akushu/guidebook/index.html
- 悪臭防止法(e-Gov法令検索):https://laws.e-gov.go.jp/law/346AC0000000091/