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開発途上国 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

開発途上国

カイハツトジョウコク   【英】Developing Country  [同義]途上国 

解説

主として経済的な意味で発展の遅れている国を指す言葉で、発展途上国あるいは単に途上国と呼ばれることもある。貧困や人口問題など多様な重荷を抱えながら経済開発に苦闘している国々のこと。

政府開発援助ODA)の対象となる開発途上国は援助国側の政策や外交戦略により決められるが、国際的には各援助機関間での共通の理解の促進等のため一人当たりGNPの額によって分類される。例えば、OECDの開発援助委員会DAC)では、後発開発途上国、低所得国、低中所得国、高中所得国、高所得国そして中東欧諸国及び旧ソヴィエト連邦からの独立国という分類で扱っている。低所得国(LIC)は2001年の一人当たりのGNIが745ドル以下の国や地域を、低中所得国(LMIC)は同じく746ドルから2975ドルの国や地域を、高中所得国(UMIC)は同じく2976ドルから9205ドル以下の国や地域をそれぞれ指す。また、世銀の融資ガイドラインでは異なる分類をしている。

2003年1月以降、後発開発途上国は50カ国、低所得国は22カ国・地域、低中所得国は46カ国・地域、高中所得国は33カ国・地域である。

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