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オゾン処理 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

オゾン処理

オゾンショリ   【英】Ozonization  

解説

オゾン(分子式O3)の強力な酸化力を用いて消毒、脱臭、脱色等を行うこと。

オゾンは常温では無色で独特の刺激臭をもつ気体で、きわめて希薄な状態でも解離して酸素分子(O2)と強力な酸化力がある発生期の酸素(O)になるためである。

オゾン処理は無機塩濃度の増加や汚泥の発生がないことや、上水での塩素処理のようにカルキ臭、塩素臭がなく有機塩素化合物類等の有害生成物も生じないこと、難分解性有機物の分解除去も可能である等の利点があり、下排水処理への応用・再利用促進とそれによる新たな水資源の確保等の応用が期待されている。

処理法はオゾンによる部分的酸化後生物処理する方法、オゾンと紫外線照射等の物理化学的方法との併用(促進酸化法)等がある。

効率的なオゾン発生技術の開発、夜間電力の利用、高効率(省エネ化)・省スペース化が可能な高濃度オゾンに対応した処理装置および最適利用システムの開発、発生させた高濃度で安価なオゾンを長期間安定状態で保存する技術の開発等が現在の検討課題である。

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