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カーフリーデー 環境用語

作成日 | 2009.10.14  更新日 | 2015.01.23

カーフリーデー

カーフリーデー   【英】Car Free Day  [同義]カー・フリー・デー 

解説

都市における自動車の利用と、それを通じた都市生活のあり方を見直すことを呼びかけるキャンペーン。

欧州では、9月22日を「カー・フリー・デー」と定め、「街中では、マイカーなしで(In town, without my car!)」をキャッチフレーズに、マイカーの入れない地区(カー・フリー・エリア)を設けたり、公共交通機関の利用促進等により、車に頼らない生活を市民に体験してもらう様々な催しを実施するイベントであり、また社会実験的な取り組みとしても位置づけられている。

1997年にフランス北西の町、ラ・ロシェルに端を発し、翌年からはフランス国土整備・環境省が国の事業として実施。現在は、EUの環境プロジェクトの一環にも位置づけられ、欧州諸都市をはじめとする全世界に広がっている。2003年度は、EU圏内で767都市、世界全体で1,035都市が参加した。日本ではまだ参加都市はないが、カーフリーデー開催を呼びかけるイベント等が開催されている。なお、EUでは毎年、9/16-22のモビリティウィークの期間に、カーフリーデーを含む様々な取り組みがなされ、広く市民に受け入れられている。

日本における類似の取り組みとして、自動車利用の自粛を呼びかけるノーカーデーという取り組みがあるが、カーフリーデーでは区域内の自動車交通を完全規制して“車のない生活”の体感を重視する点で概念的に異なる。

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