一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2009.10.15 更新日 | 2015.01.23
エタノール3%混合ガソリン
エタノール3%コンゴウガソリン [略]E3
解説
ガソリンにエタノール(エチルアルコール)を3%混ぜた自動車燃料のことで、カーボンニュートラルなバイオマス由来のエタノール(バイオエタノール)を使用した技術が地球温暖化対策として注目されている。
エタノールの混合比率を高めるに従って安全面(燃料系のトラブル)と環境面(排出ガスの悪化)の両面からの検討が必要とされている。日本では、2003年7月の中央環境審議会答申(「今後の自動車排出ガス低減対策のあり方について」)では、ガソリンの燃料品質として含酸素率1.3質量%以下(エタノールに換算して3.5体積%以下)とすることが適当とされた。これに併せて、2003年8月に「揮発油等の品質の確保等に関する法律」に基づきエタノールの混合率は3%以下と定められた。つまりE3については使用過程の自動車も含めて安全性、環境性の両面から技術的な問題のないことが確認され、制度面からは実際に給油が可能な状態となっているといえる。
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関連Webサイト
- E3のCO2削減費用対効果の試算:http://www.env.go.jp/earth/ondanka/renewable/03/mat_02.pdf
- エタノール3%混合ガソリン(E3)導入の推進について:http://www.env.go.jp/earth/ondanka/renewable/03/mat_01.pdf