一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2003.09.10 更新日 | 2009.10.15
林分発達段階
リンブンハッタツダンカイ 【英】Stand Development Stage
解説
大きな撹乱を受けた後の林分(森林)の構造または機能が、時間的に変化する段階的特色を類型化したもので、森林生態学の用語として使われる。1980年代以降米国、日本でその普遍性が確認されてきており、森林管理の重要な理論的根拠となっている。台風や皆伐などによる撹乱を受けた後、林分が一斉に更新し、その後大きな撹乱がない場合、林分発達段階は更新段階(林分成立段階)、若齢段階(強度閉鎖段階)、成熟段階(低木層成立段階)、老齢段階の4段階の順に推移する。