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ヤドリコケモモ 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.15

ヤドリコケモモ

ヤドリコケモモ  

解説

奄美大島の固有種で、現在は数個体しか確認されていない。原生林内の巨木(イタジイなど)上、腐った葉などがたまったところに着生(他の植物に付着して育つ)する。常緑の低木。高さ約20-60cm。枝が垂れ下がることもある。茎の下部に大きなコブ状の貯水器官がある。花は5月頃に咲く。つぼ状の鐘形で、花冠(花びら全体)は白く、5本の赤いすじがある。

類似種は台湾に2種、中国雲南省、ヒマラヤ、マレーシアの高山などに十数種類が知られているが、本種との類縁関係は明らかでない。

2000年に「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律種の保存法、1992)」で「国内希少野生動植物種」に指定された。環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧IA類(CR)とされている。

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