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夜間離着陸訓練 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

夜間離着陸訓練

ヤカンリチャクリククンレン   【英】Night Landing Practice  [略]NLP  

解説

米海軍の航空母艦艦載機が実施している夜間の離着陸訓練のこと。狭い航空母艦の飛行甲板に、夜間離着陸することは危険が大きいため、不断の訓練が必要とされている。

厚木、横田、岩国及び三沢の各基地では、艦載機がいったん着陸して直ちにそのまま離陸する訓練(タッチ・アンド・ゴー)を行っているが、その際の航空機騒音が問題となっている。ことに、厚木基地周辺は市街化が進展しており、深刻な問題となっている。

1986年、政府は、三宅島に夜間離着陸訓練を移転することで本格的な調整に入ったが、地元が反対したため中断した。1989年に、日米両国は硫黄島に暫定的な訓練基地を設置することで合意して、1993年からは夜間離着陸訓練が硫黄島で実施されるようになり、厚木基地での訓練の頻度は減少してきた。現在、硫黄島に代わる最終的な訓練基地の設置について検討が続けられている。

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