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非化石燃料 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

非化石燃料

ヒカセキネンリョウ   【英】Non-Fossil Fuel  

解説

薪、炭、乾燥した家畜糞などを燃料とする場合、石炭、石油、天然ガスなどと区別して、それらを非化石燃料と呼ぶ。

石炭、石油、天然ガスなどは、植物やプランクトンなどかつて地球上に生息・生育していた生物の死骸が地中に長い間埋蔵されてできたものであり、これらはその成因から化石燃料と呼ばれる。

発展途上国では、エネルギー源として非化石燃料の使用が化石燃料を上回る。農村の大部分、都市の半分がまだこのような非化石燃料に頼っているため、特に森林の消失に伴う薪の不足、価格の高騰が深刻な問題である。

薪集めの仕事は主として女性の仕事であるが、森林が集落から遠くなるにつれてその時間もだんだん長くなる。薪の不足によって家畜の糞が燃料に転換されて肥料が失われ、さらに家畜の餌のワラなどの農業残滓までもが燃料化されて、農業や家畜までも大きな影響が及び始めている。

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