排水規制

工場、事業場などから公共用水域に排水される水の汚染状態について基準を定め、これに適合しない水の排水を制限すること。水質汚濁防止法では、項目ごとに排水基準を定め、規制対象の施設（特定事業場）からの排水基準を超えた排出水の排水を規制している。また都道府県は、自然的、社会的条件から判断して、人の健康を保護し、又は生活環境を保全することが十分ないと認められる水域があるとき、その区域に排出される排出水の汚染状態について、より厳しい許容限度を定める排水基準を定めることができる。この基準を上乗せ排水基準という。（2014年9月改訂）