一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

ニホンイノシシ 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.14

ニホンイノシシ

ニホンイノシシ   【英】Japanese Wild Pig  

解説

ヨーロッパ、アフリカ北部、南アジア、スマトラ、中国、台湾などに分布するイノシシ(ユーラシアイノシシ)の1亜種。

西日本を中心に北海道と日本海側の豪雪地帯を除き、ほぼ日本全域に分布する。奄美、沖縄の南西諸島に分布するリュウキュウイノシシは別亜種。

頭胴長は120-150cm、肩高は60-75cm、体重約100kg。四肢は短めで、体格はブタに似る。短い牙があり、毛色はふつう黒褐色。離乳期までの子どもは、黒色か淡褐色で白い縦縞模様がある。雑食性だが、実質的には草食性。昼行性で、人間の影響により二次的に夜行性を示す。産仔数は2-8仔(ふつう3-5仔)、交尾期は12月下旬-3月上旬。平均的な初産齢は2歳で、早いものは1歳。妊娠期間は約114日。寿命は、飼育下で20年前後、野生では5-10年前後と考えられる。

個体数が増加している地域では農林業被害が生じているが、一方では、日本各地で地域的な絶滅がみられ、野ブタとの交雑による遺伝子汚染が懸念されている。

この解説に含まれる環境用語

この環境用語のカテゴリー

関連Webサイト