一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

トリクロロエタン 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2026.07.29

トリクロロエタン

トリクロロエタン   【英】Trichloroethane  [略]C2Cl3H3  

解説

塩素原子の配置により、1,1,1-トリクロロエタンと1,1,2-トリクロロエタンの2種類の異性体があり、1,1,1-トリクロロエタンはメチルクロロホルム、クロロテンとも呼ばれる。

常温では無色透明の液体で、不燃性かつ揮発性で水に溶けにくく、甘い匂いがする。

金属部品や電気部品の洗浄剤(脱脂剤)としてのトリクロロエチレンテトラクロロエチレンの代替物として、1,1,1-トリクロロエタンが普及した経緯があるが、オゾン層破壊物質であることから、モントリオール議定書により、1996年に国際的に使用が禁止された。

大気中の寿命は数年で、オゾン層破壊係数は、特定フロンの10分の1程度と考えられている。

水質汚濁に係る環境基準では、健康項目(人の健康の保護に関する環境基準)として、1,1,1-トリクロロエタンは1mg/L以下、1,1,2-トリクロロエタンは0.006mg/L以下の基準値が定められている。

また、水質汚濁防止法の排水基準は、有害物質として、1,1,1-トリクロロエタンは3 mg/L、1,1,2-トリクロロエタンは0.06 mg/Lである。(2003年9月作成、2026年4月更新)


この解説に含まれる環境用語

この環境用語のカテゴリー

関連Webサイト