トトロの森

映画「となりのトトロ」の舞台となった東京都と埼玉県との境にある狭山丘陵を指す。狭山丘陵には、畑や田んぼ、湿地などで構成される谷戸やその周りの雑木林など、大都市周辺では少なくなった里地里山の自然が残されている。この丘陵の自然と文化を守るため、土地買い取りを目的としたナショナルトラスト運動が始まり、1998年には（財）トトロのふるさと財団が誕生した。同財団は、土地の買い取りの他、ボランティアの参加による里地里山の維持管理や動植物の調査研究活動などを行い、里地里山の保全の重要性を普及啓発している。