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ゼロエミッション 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2026.07.29

ゼロエミッション

ゼロエミッション   【英】Zero Emission Concept  

解説

広義のゼロエミッションとは、人間の活動から排出される温室効果ガス廃棄物を実質的にゼロにすることを目指す考え方である。特に気候変動対策の文脈では、二酸化炭素(CO2)などの排出を削減し、残余排出を吸収・除去(森林吸収やCCSなど)で相殺する「ネットゼロ」が重視される。エネルギー分野では、再生可能エネルギー(太陽光、風力など)への転換や、省エネルギーの推進、電動化(EV)の普及が重要な手段となる。

また、廃棄物分野では、リサイクルや資源循環を徹底し、埋立や焼却による環境負荷を最小化する取り組みも含まれる。企業や自治体はゼロエミッション目標を掲げ、サプライチェーン全体での排出削減に取り組んでいる。

ただし、完全なゼロは技術的に困難であり、現実には削減と吸収の組み合わせで達成を目指す。そのため、技術革新と制度設計、消費行動の変化を組み合わせた包括的な対応が不可欠とされる。

一方、1994年に国連大学が提唱した考え方を指す場合もある。これは、あらゆる廃棄物を原材料などとして有効活用することにより、廃棄物を一切出さない資源循環型の社会システムをいう。狭義には、生産活動から出る廃棄物のうち最終処分(埋め立て処分)する量をゼロにすることを指す。具体的には、生産工程での歩留まり(原材料に対する製品の比率)を上げて廃棄物の発生量を減らし、廃棄物を徹底的にリサイクルすることを目指す。(2026年5月修正)


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