一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2003.09.10 更新日 | 2009.10.14
遺伝的多様性
イデンテキタヨウセイ 【英】Genetic Diversity
解説
同じ種でも持っている遺伝子に違いがあり、多様であることをあらわす、生物多様性の概念を構成する要素のひとつ。
海洋や山地などによって地理的に隔離された地域個体群は、同じ種でもそれぞれに異なる遺伝子を持っている。また、同じ個体群でも、一般に相同な遺伝子にはいろいろな形がみられ、生息環境の変化に対応できる可能性を内在している。地域個体群の絶滅や個体数の減少による遺伝的多様性の減少は、画一化した形質の集団となるため、環境の変化等に対応する能力を減少させることになり、ひいては、集団が存続できなくなる危険性を高めることになる。遺伝子レベルの多様性保全は、生物多様性を保全する上で重要な課題となっている。
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関連Webサイト
- 自然環境保全基礎調査:http://www.biodic.go.jp/kiso/99/iden.html
- 希少樹種サクラバハンノキの遺伝的多様性の評価(独立行政法人林木育種センター遺伝資源部):http://ftbc.job.affrc.go.jp/html/topics/iden/sakurabahannnoki/sakurabahannoki.htm
- 新・生物多様性国家戦略:http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kankyo/kettei/020327tayosei_f.html
- 環境省生物多様性センター:http://www.biodic.go.jp/kiso/fnd_f.html