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湿原植生 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.15

湿原植生

シツゲンショクセイ   【英】Mire Vegetation  

解説

植生学上は、過湿で低温であるために有機物の分解が進まず堆積して泥炭となった場所を湿原と呼び、その上に成立する植生を湿原植生という。しかし一般的には、過湿な状態の土地にある植生を総称して湿原と呼ぶ。その中には高層湿原中間湿原低層湿原湧水湿地、塩性湿地などさまざまな湿地に成立した植生が含まれる。放棄水田やため池など、人為的に作られた環境に成立したものを含むこともある。

湿原植生は野生生物の生息地として重要だが、湿原の成立するような低地は開発の対象となることが多い。このため、ラムサール条約や渡り鳥等保護条約・協定など国際的な湿地保護の動きが活発化している。

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