一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2003.09.12 更新日 | 2009.10.14
持続可能な開発のための教育
ジゾクカノウナカイハツノタメノキョウイク 【英】Education for Sustainable Development [略]ESD / EfS [同義]持続可能な発展のための教育 持続可能性のための教育(EfS)
解説
国際的な政治経済の会議での議論を通じて形成されてきた概念。
ストックホルム会議(1972)以降に一般化した「環境教育」が、ブルントラント委員会報告『Our Common Future』(1984)に盛り込まれ注目を浴び、さまざまな場面で議論されてきた「持続可能な開発」という概念と並行して、持続可能性の概念を追及するための教育として発展してきた。テサロニキ宣言(1997)で、内容に関する一定の到達点をみることができる。統一的な見解が得られているわけではないが、環境教育の進化した段階と見なす傾向が強い。
「個人の態度の変化」から「社会的、経済的、政治的構造及びライフスタイルの転換」へ、あるいは、「気づき、知識、理解、技術の習得」から「公正、正義、民主主義、尊敬、行動する力」など、前者を内包しつつ射程を広げている。
Developmentを発展と訳したり、より漠然と「持続可能性のため(の教育)」と称することもある。
この解説に含まれる環境用語
この環境用語のカテゴリー
関連Webサイト
- 「持続可能な開発のための教育の10年」推進会議 (ESD-J):http://www.esd-j.org/
- 「国連持続可能な開発のための教育の10年」関係省庁連絡会議[内閣官房]:http://www.env.go.jp/policy/edu/desd.htm
- 持続可能な開発のための教育の10年[環境省総合環境政策局]:http://www.env.go.jp/policy/edu/desd.htm
- Education for Sustainable Development [UNESCO]:http://www.unesco.org/education/desd