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気候変動枠組条約第24回条約国会議 環境用語

作成日 | 2020.05.04  更新日 | 2023.09.05

気候変動枠組条約第24回条約国会議

キコウヘンドウワクグミジョウヤクダイ24カイテイヤクコクカイギ   【英】The 24th Conference of the Parties to the United Nations Framework Convention on Climate Change  [略]COP24  [同義]COP24  国連気候変動枠組条約第24回締約国会議 

解説

正式名称は、国連気候変動枠組条約第24回締約国会議。2018年12月2日から15日まで、ポーランドのカトヴィツェで開催された。併せて京都議定書第14回締約国会議(CMP14)及び第1回パリ協定締約国会合第3部(CMA1-3)も行われた。

今会合では、パリ協定の2020年の本格実施に向けて、温室効果ガス排出の報告の仕方などの詳細を含むパリ協定の実施指針(カトヴィツェ気候パッケージ)を採択したが、先進国、途上国が参加する市場メカニズム(パリ協定第6条)の実施指針については合意に達せず、来年の締約国まで検討を継続することとされた。また、IPCCが公表した1.5度C特別報告書の取り扱いについてもタラノア会議で議論されたが、欧州諸国、島しょ国、産油国などとの間の議論の溝が埋まらず、継続審議とされた。その他、2025年目標を含む2020年以降の先進国から途上国へ資金提供についての議論を2020年から開始すること等が合意された。

なお、本会議にはスウェーデンの15歳の少女、グレタ・トゥンベリさんが初めて招かれ気候変動による危機とその対応を訴えるスピーチを行い、大きな反響を呼んだ。(2020年2月作成)

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