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北東アジア地域ツル類重要生息地ネットワーク 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.15

北東アジア地域ツル類重要生息地ネットワーク

ホクトウアジアチイキツルルイジュウヨウセイソクチネットワーク   【英】North East Asian Crane Site Network  

解説

北東アジアに生息し世界的な絶滅危惧種に指定されているツル類4種(タンチョウ、マナヅル、ナベヅル、ソデグロヅル)の生息地を協力して保全するための多国間ネットワーク。アジア太平洋地域の渡り性水鳥保全戦略に基づき、発足した「重要生息地ネットワーク」のひとつ。普及啓発や保全に関する情報交換などを行ってきたが、2006年11月、アジア太平洋地域渡り性水鳥保全戦略が発展的に解消し、東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップ渡り性水鳥保全連携協力事業)に引き継がれることになった。

1997年に中国・北載河(ペイタイハ)で開催された会議において発足した。保護対象となるツル類は、ロシア、モンゴル、中国、朝鮮民主主義人民共和国、韓国、日本の6カ国に分布している。ツル類重要生息地として18カ所が登録され、日本からは釧路湿原、厚岸湖・別寒辺牛湿原、霧多布湿原(北海道)、八代(山口県)及び荒崎(鹿児島県)の5カ所が登録された(2002年5月現在)。

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