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都市鉱山 環境用語

作成日 | 2009.07.10  更新日 | 2009.10.14

都市鉱山

トシコウザン   【英】urban mine  

解説

レアメタルなどの金属資源やその他資源が自然の鉱山などから採掘されるのに対し、都市部で一度利用された資源が、回収・リサイクルして潜在的に再利用できる状態にあることを指す。

廃棄処分になった家電製品の中の金属や、工場で廃棄になった端材などをリサイクル処理し、資源として再利用する。

資源循環型社会を構築する上でも非常に重要な概念であるが、実現にはまだ多くの障壁が残っている。具体的には、廃棄物、スクラップの効率的な回収方法が確立されていない、リサイクル処理するための技術開発が十分ではない、廃棄物やスクラップに対し資源であるという考えが浸透していない、などである。

日本は、有数の都市鉱山大国であると言われ、金は6800トンで世界埋蔵量の16%。銀は6万トンで22%、インジウムは1700トンで15.5%、スズは6万6000トンで11%。バッテリーなどに使われるリチウムに至っては、地球全体で1年に消費する量の7倍以上の量が、潜在的に資源として存在するとされている。

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