グレートスモーキーマウンテンズ国立公園では、1933年から1942年の間に、23の独立したCCCキャンプが設営された。1934年から35年の最盛期には、実に4,350人の若者が働いていたそうだ。なお、グレートスモーキーマウンテンズ国立公園は34年設立だが、33年当時、すでに承認手続きは完了していた(国立公園としての承認は1926年)。
先に訪れたシェナンドア国立公園でもCCCは活躍し、素晴らしい石積み擁壁をもつスカイライン・ドライブなどが整備された。
シェナンドア国立公園でのCCCによる道路建設の様子(国立公園局ホームページより) |
あまり知られてはいないが、マンモスケイブ国立公園の鍾乳洞内の歩道もCCCの大きな成果の一つだ。鍾乳洞内で得られる岩石や粘土のみを使って丁寧に作られた園路はいまだに現役だ。マンモスケイブ国立公園内のCCC宿舎キャンプでは、毎週金曜日に地元の女性たちとのフォークダンスパーティーが開かれていたそうだが、当時のキャンプ地は今は跡形もない。