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環境Q&A

次亜塩素酸と次亜塩素酸ナトリウム 

登録日: 2010年02月28日 最終回答日:2010年03月01日 健康・化学物質 その他(健康・化学物質)

No.34260 2010-02-28 13:43:11 ZWld219 うっちゃん

初めて質問させていただきます。

インフルエンザ、ノロウィルス対策などで情報収集しております。

消臭、殺菌ができると言うことで次亜塩素酸水というものがあると言うのを知りました。
ただ次亜塩素酸ナトリウムとの違いが今ひとつ不明です。

漂白剤などに入ってたり水道水の消毒で次亜塩素酸ナトリウムは一般的に使われているようですが、pHを塩酸で調整して弱酸性にした、次亜塩素酸水なるものは、より安全で殺菌力が強いうということらしいです。

しかし素人考えでは殺菌力が強いなら毒性も強いうような気がするのですが、気のせいなのでしょうか。
またどうしても塩素発生はするでしょうから、取扱いの注意も必要な気がしております。

何か参考になるサイト、文献など、ご存知でしたらお教えいただけると幸いです。

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No.34264 【A-1】

Re:次亜塩素酸と次亜塩素酸ナトリウム

2010-03-01 18:26:04 ラテ (ZWlb23f

次亜塩酸酸ソーダを応用した殺菌用の水は、塩酸を添加する方法や、隔膜を使いで食塩を電気分解、隔膜で強酸性の塩素水を作る方法などが知られています。会社等によって水の呼び方は様々です。これらの水には、次亜塩素酸Naだけでなく次亜塩素酸が含まれます。この塩素水はpHが高いと安定ですが、pHが低くなると不安定となり、反応性が増します(=効果が出やすいが効果が無くなるのも早い)。
有機物等の存在によって殺菌力が速やかに失われていきますので、雑巾や汚物処理には高濃度の塩素が必要です。ノロウイルス対策では自治体や保健所のホームページを検索すれば、塩素を使った処理の仕方が出ています。
 強酸性水以外は、比較的扱いやすく、塩素系漂白剤やカビ取り剤と同様の注意事項を守り、鉄やアルミ等を腐食するので、これらを避けて使える環境であればこれらの注意点は次亜塩素酸Naと同じです。アルカリが強いと洗浄効果による除菌+殺菌が期待できます
弱酸性側だと即効性が期待できます。
 紹介HPのPDFの最後に引用文献がでているので参考にしてください。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/03/dl/s0320-7h.pdf
実験データを考える場合、インビトロは参考程度にし、ご自身が試される環境を考慮した検討が大切になります。

回答に対するお礼・補足

ラテ様
貴重な情報ありがとうございます。
参考にさせていただきます。

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