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環境Q&A

樹木はどうやって二酸化炭素吸収するの 

登録日: 2007年07月03日 最終回答日:2007年07月05日 環境学習 こどもの環境学習

No.23419 2007-07-03 02:54:10 酸素のような女

樹木や草などの植物は、肺やエラもないのにどうやって二酸化炭素を吸収するの

「子ども葉っぱ判定士」で教えているのは正しいの
空気中には窒素の方が断然多いのに不思議

カミナリが多いと豊作だとか、
大雪の年は豊作だと、年寄りから聞いています
空から窒素が降ってくるから豊作になると聞いています

二酸化炭素は空気中に0.03%しかないのに、
どうやって空気から二酸化炭素だけ選んで吸収できるの

不思議です 疑問です



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No.23420 【A-1】

Re:樹木はどうやって二酸化炭素吸収するの

2007-07-03 15:08:36 Dr.ゴミスキー

 「光合成」をキーワードにして検索すると次の項目に辿ります。

 こうごうせい
 緑色植物が日光のエネルギーを用いて,二酸化炭素(CO2)と水(H2O)から炭水化物(ブドウ糖C6H12O6)を合成し,酸素(O2)を放出すること

 質問の記述内容は、今風の記述ですね。検索機能を活用してご自身でお調べ下さい。

No.23422 【A-2】

Re:樹木はどうやって二酸化炭素吸収するの

2007-07-03 15:15:56 たる吉

専門でもないのですが、興味がわいたので回答してみます。(ご指摘お願いします)

>樹木や草などの植物は、肺やエラもないのにどうやって二酸化炭素を吸収するの

まず、肺やエラというのは、酸素を取り込むのに必要なものです。
勿論、植物にも口に該当する場所(気孔と呼ばれるもの)があり、そこから空気を吸い込み、葉緑体(植物の緑色)が吸い込んだ空気中の二酸化炭素を光と水を使って栄養源となる糖を作ります。(このことを光合成というそうです)
また、植物も呼吸しており、夜中は酸素を取り込み二酸化炭素を排出しています。
動物が食事で栄養をとるように、植物は呼吸と日光浴で栄養を取っているということのようです。

>「雷が多いと豊作」
植物の栄養源として窒素、リン、カリが必要なのはご存知でしょうか?
これについては、雷の放電によって空気中の窒素が硝酸となって、雨に混ざって地上に降り注ぐことにより、栄養源となるようです。
本当なのでしょうか?たとえそうであったとしても、今は化学肥料や大気汚染?のおかげで、雷は関係ないでしょうね。

No.23425 【A-3】

Re:樹木はどうやって二酸化炭素吸収するの

2007-07-03 16:12:40 森野力

失礼ですが、ためにする質問のように感じます。
こういう質問は無視するのがマナーのはずですが、
すでに、お二人が回答されております。
他の方に誤解の無いよう、質問内容に即して回答させていただきます。

>樹木や草などの植物は、肺やエラもないのにどうやって二酸化炭素を吸収するの

「肺やエラもない」 呼吸器官が無いという意味でしたら、間違い。
植物にも呼吸器官はあります。

>「子ども葉っぱ判定士」で教えているのは正しいの

どの内容か不明です。必ずしも適正でない箇所はありますが、許容範囲でしょう。
それは、タネ本である「大気浄化植樹マニュアル」の問題です。

>空気中には窒素の方が断然多いのに不思議

>二酸化炭素は空気中に0.03%しかないのに、
>どうやって空気から二酸化炭素だけ選んで吸収できるの

光合成に用いるのは二酸化炭素であって、大気中の窒素は(とりあえず)関係ありません。
二酸化炭素の濃度が高いと光合成の能率は向上します(ある条件下で)。

葉組織内の二酸化炭素を光合成によって消費すると、二酸化炭素の濃度が下がります。
そうなると、それより濃度の高い外気から二酸化炭素が入ってきます。

選んでいる訳ではなく、濃度の高い場所から低い場所へ拡散する物理現象です。

>カミナリが多いと豊作だとか、
>大雪の年は豊作だと、年寄りから聞いています

こちらは、二酸化炭素と関係ないことわざ

雷(空中放電)は、窒素を植物が吸収できる硝酸イオンにします。
「空から窒素が降ってくるから豊作」というのは、本当です(昔は)。

大雪は、春・夏の水田にとって大事な水の供給源。

No.23492 【A-4】

Re:樹木はどうやって二酸化炭素吸収するの

2007-07-05 15:20:41 せんせい

>樹木や草などの植物は、肺やエラもないのにどうやって二酸化炭素を吸収するの?
小学校、中学校、高等学校の理科の時間に学習します。わからないことがあったら教科書を見るか担任の先生によく聞いてくださいね。
http://direct.nicer.go.jp/lom/program/search/lomdetail.php?lomid=jst.000000019709&kind=teacher&use_support=t&inresult=t&uid=&orgid=&sid=&la=
>空気中には窒素の方が断然多いのに不思議?
これは本当に不思議ですね。理解するには大学で熱力学とかを勉強する必要があります。この本↓を読んでみるのもいいです。
「物理学に基づく環境の基礎理論」勝木 渥著/海鳴社
>二酸化炭素は空気中に0.03%しかないのに、どうやって空気から二酸化炭素だけ選んで吸収できるの?
二酸化炭素の固定はカルビン・ベンソン回路というので行われてます。高校の教科書には必ずのってます。
>不思議です 疑問です?
不思議でも疑問でもないです。このことを解明したアメリカのカルビン先生は1961年にノーベル賞をもらってます。
もう50年くらい前にぜんぶわかってしまったことですよ。

回答に対するお礼・補足

先生へ、
カルビン先生のこと教えていただきありがとうございます。

大気中の窒素固定のこと、納得・納得です。
せんせい、ほんとー ありがとうございます。
モヤモヤも解決しました。
化学がおもしろくなります。

せんせい、この環境ネットに立ち寄ってどきどき教えて下さい。
せんせいも、お体を大切にネ。

酸素のような女より

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