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環境ニュース[国内]

デンマーク、化石燃料のロシア依存脱却に向け洋上風力など再生可能エネルギーの拡大加速を計画

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2022.05.12 【情報源】/2022.04.19 発表

 デンマーク政府は、ロシアのウクライナ侵攻を受け、再生可能エネルギー(再エネ)の拡大、天然ガスの段階的廃止、再生可能ガス導入を加速する計画案を発表した。
 現在、欧州は天然ガスの約30%をロシアから調達している。デンマークは、自国及び欧州がロシア産化石燃料への依存から早急に脱却するため、洋上風力の可能性を最大限引き出すとともに、陸上の再エネ生産の加速を図るという。すでに洋上風力の拠点として北海で建設を計画している世界初のエネルギー島(最大で欧州の1000万世帯に電力供給可能)とバルト海のボーンホルム島(容量2GW)に加え、新たなエネルギー島の準備を開始する。また地域暖房の普及やヒートポンプの設置拡大により天然ガスを段階的に廃止、税制改革により業界のガス使用の段階的廃止を促す。EUにも再エネとエネルギー効率の目標引上げを求める。
 欧州委員会の推定では、EUはロシア産ガス需要を2022年末までに3分の2削減でき、2030年より早い段階でロシア産化石燃料から完全に脱却できるという。
【デンマーク気候・エネルギー・建物省】

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