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環境ニュース[国内]

世界気象機関、東南アジアにおけるフラッシュフラッドガイダンスシステムの始動を発表

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2022.08.30 【情報源】/2022.08.10 発表

 世界気象機関(WMO)は、ベトナム、カンボジア、ラオス、タイが協働して、フラッシュフラッドガイダンスシステム(FFGS)の運営を開始したと発表した。フラッシュフラッドは短時間に急激な増水を伴う洪水で、世界の洪水件数の85%を占め、洪水被害の中で最も死者数が多い。フラッシュフラッドの発生は、地域の土壌や地表の状態、地形、水文・気象条件に左右され、その予報は河川氾濫による洪水の予報とは異なる難しさがある。FFGSはこの課題に取り組む。
 東南アジアは、熱帯モンスーン地帯に位置し世界でも洪水が多く、FFGSが待望されていた。システムの運営主体となる地域センターは、すでに国内で短時間急激増水予報の提供に成果をあげているベトナム水文気象局(VNMHA)におかれる。地域センターは、各国にフラッシュフラッドに関するリアルタイムの情報を提供するとともに、各国の早期警報体制の充実・整備のためのデータ収集、訓練を主導する。
世界気象機関

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