一般財団法人環境イノベーション情報機構
ボン条約、回遊性淡水魚類アセスメントを発表
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2026.04.08 【情報源】国際機関/2026.03.24 発表
ボン条約(移動性野生動物種の保全に関する条約、CMS)は、2026年3月23〜29日にブラジルで開催中の締約国会議(COP15)に際し「全球回遊性淡水魚類アセスメント」を発表した。淡水動物は陸生・海生動物より急速に減少しており、回遊性淡水魚類の個体数は1970年以降81%も減少した。
CMSは、絶滅の恐れのある種を附属書I、保全状態が悪く国際的な取組が必要な種を附属書IIに掲載する。
本アセスメントは、現在掲載の24種に対し、掲載候補として325種、優先取組流域としてアマゾン、ラプラタ・パラナ、ドナウ、メコン、ナイル、ガンジス・ブラマプトラを挙げ、国境を越えて移動するこれらの種に対し早急な国際的取組を要請する。
また、各国に対し、回遊路と環境流量(生態系・人間の生活に必要な流量)の保全、流域規模の行動計画作成と越境モニタリング、季節漁業の協調取組を推奨している。
COP15では、ブラジルなどが「アマゾン回遊ナマズ保全のためのマルチスピーシーズ(多様な種との共生をめざす)行動計画」(2026–2036年)を提案した。
【ボン条約(移動性野生動物種の保全に関する条約)】