一般財団法人環境イノベーション情報機構
国際エネルギー機関、原油価格高騰の中、消費者の負担を軽減する需要側対策を提示
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2026.04.07 【情報源】国際機関/2026.03.20 発表
国際エネルギー機関(IEA)は、中東情勢による供給混乱で原油価格が高騰する中、消費者の負担を軽減する需要側対策をまとめた報告書を公表した。紛争によりホルムズ海峡を通る石油輸送は大幅に減少し、市場は逼迫、原油価格は1バレル100ドルを上回り、ディーゼル、ジェット燃料、液化石油ガスなど石油製品の価格はさらに急騰している。
IEA加盟国は4億バレルの備蓄放出(史上最大規模)で合意したが、供給側の対策だけでは今回の混乱の規模を完全に相殺できず、需要対策が消費者の負担軽減のための不可欠かつ迅速な手段であると報告書は指摘。
政府や企業、家庭が即時に実施できる対策として、在宅勤務の拡大、制限速度の引き下げ、公共交通の利用促進、航空機移動の削減、近代的な調理方法の促進など10項目を提示した。
また、的を絞った支援の重要性を強調した。
こうした対策は、供給混乱の規模には及ばないものの、通常の供給が再開されるまで消費者のコスト削減、市場の逼迫緩和、不可欠な用途のための燃料確保で有意義な役割を果たし得るという。
【国際エネルギー機関】