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環境ニュース[海外]

ドイツ 国内の環境の状態をまとめた「環境データ2020」を公表

環境行政 環境モニタリング】 【掲載日】2021.04.15 【情報源】ドイツ/2021.03.29 発表

 ドイツ連邦環境庁(UBA)は、ドイツ国内の環境の状態を各種の環境指標で包括的に示した「環境データ2020」を公表した。ここでは、気候、水、大気、土地消費、騒音など10件の主要分野を取り上げ、それぞれに3点の主要指標を設定している。今回発表された報告によると、大気質や温室効果ガス排出量に改善が見られるものの、その他の分野は望ましくない状況であることが分かった。水環境に関しては、生態学的に良好な状態にある河川はわずか7%であり、水枠組み指令の目標ははるかに下回っている。モニタリングサイトの約16%で、地下水の硝酸塩汚染が上限値を超えている。その主な原因は、農業による水域の過剰な栄養塩汚染にあり、2020年5月から施行されている改正肥料令がどの程度汚染を軽減するかは予定されている影響モニタリングの中で示される。土地利用については、2030年までに1日あたり20ヘクタールの上限値を目標にしているが、近年の傾向が続けば2030年までにその目標を達成することができる。一方で、陸上の生態系は危険にさらされており、2015年にはドイツ国内の敏感な生態系の68%が過剰な窒素投入の危機の中にあった。さらに生物物多様性と景観の質については、過去10年間でさらに悪化したことが示されている。改善した分野としては大気質が挙げられており、2020年には2度、粒子状物質の上限値を超過しなかった。しかし、連邦環境庁はこの上限値は健康保護には不十分であるとし、修正を勧告している。また、気候分野では、コロナ禍により温室効果ガス排出量が減少しているものの、パンデミック後に移動が以前のレベルに戻ると、特に運輸部門で排出が再び増加することが予想されている。
【ドイツ連邦環境庁】

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