一般財団法人環境イノベーション情報機構
世界気象機関、エルニーニョ現象は今後「強い」段階に入ると予測
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2026.08.18 【情報源】研究機関/2026.07.31 発表
世界気象機関(WMO)は、エルニーニョ現象は今後いっそう強度を増すとする予測を発表した。WMOの月次予報「全球季節気候アップデート2026年8〜10月」によると、4〜6月に発生したエルニーニョ現象は着実に強度を増し、「弱い」、「中程度」、「強い」、「非常に強い」の4段階のうち8〜10月に「強い」段階に入る。
重要なエルニーニョ監視海域における季節平均海面水温は基準値を2.9℃上回るとみられる。
エルニーニョ現象と同時に発生することの多い正のインド洋ダイポール現象も予測される(注:夏〜秋期にインド洋熱帯域の海面水温が東部で平年より低く西部で平年より高くなる)。
大西洋熱帯域の海面水温もまた平年より高い状態で推移するとみられる。
これらの海洋の変化が地域の気候を大きく変動させ、干ばつ、洪水、林野火災など災害リスクを増大させる。
グテーレス国連事務総長は、強さを増すエルニーニョ現象が温暖化と極端気象による被害を増幅するとして、化石燃料使用の削減を含め気候変動取組のいっそうの強化を要請した。
【世界気象機関】