一般財団法人環境イノベーション情報機構
国際エネルギー機関、重要鉱物について国家安全保障の問題と報告
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2026.08.03 【情報源】国際機関/2026.07.16 発表
国際エネルギー機関(IEA)は、重要鉱物に関する年次報告書2026年を発表した。報告書は、重要鉱物は近年の地政学的緊張により即今の国家安全保障問題となったとする。
価格は低下の後、主要供給国の輸出制限による供給減に伴い2025〜2026年初めに反発した。
サプライチェーンの地理的集中度は上昇し、特に製錬過程で著しい。
エネルギー分野に必要なエネルギー鉱物(リチウム・ニッケル・コバルト・黒鉛・レアアースなど)は、主要製錬国2国(ニッケルはインドネシア、それ以外は中国)でこの2年間の供給の伸びの4分の3を占める。
一方、各国の供給拡大・多角化取組も進捗した。
公的資金約束は2023〜2025年に4倍増した。
レアアース製錬では、アメリカの新規事業とマレーシアの増産により、首位供給国(中国)のシェアは2023年の90%から2025年は85%に縮小、このまま進めば、2035年までに70%に低下する。
課題は投資の鉱山開発への集中で、製錬と下流工程の能力拡大が必要である。
報告書はまた、防衛・航空産業などで用いられるタングステン、ゲルマニウムなどを戦略的マイナー鉱物として、これらの重要性を指摘している。
【国際エネルギー機関】