フランス政府、営農型太陽光発電のデータサイトを開設

【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2025.12.08 【情報源】／2025.11.18 発表

フランス政府は、国内の営農型太陽光発電施設のデータや情報を一元化して同発電の発展に役立てる情報サイトを開設した。
営農型太陽光発電は農地に発電設備を設置して農業とともに発電も行うもので、2023年の再生可能エネルギー生産加速法（APER）の下、この部門の拡大が続いている。
ただしその定義として気候変動への適応、農業ポテンシャルの向上といった効用があることや、農業生産を優先し原状復帰が可能といった条件が規則で定められている。

情報サイトは、この発電が食料生産という農地本来の使命を守りフランスの食料主権を維持しながら、再生可能エネルギー生産も拡大させるための国のモニタリングツールとなるもの。
5つの地域圏で稼働中または建設中のプロジェクトのデータを所在地の地図や特徴の記述を含め示すほか、営農型太陽光発電に関する情報やツールを集めて広く部門関係者や研究者、一般国民に提供する。

現時点では、新旧合わせて200ヶ所以上の施設のデータを掲載しており、今後も新施設の運転開始や実績結果をもとに更新されるという。

【フランス環境移行庁】