イギリス、イングランドでもプラスチック含有ウェットティッシュの供給と販売を禁止

【ごみ･リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2025.12.08 【情報源】／2025.11.18 発表

イギリス環境・食糧・農村地域省（DEFRA）は、イングランドを対象とするプラスチック含有ウェットティッシュの供給と販売を禁止する法が成立したと発表した。
対象はプラスチック含有製品のみで、医療用などは適用除外される。
移行期間の後、2027年春の施行となる。製造の禁止は今後検討する。
ウェールズはすでに法制定ずみで、北アイルランドとスコットランドは2025年末までに制定する。

プラスチック含有ウェットティッシュは、下水管を詰まらせ、環境中でマイクロプラスチックとなって生態系・健康を脅かす。
水担当閣外大臣は、プラスチック含有製品だけでなくすべてのウェットティッシュは下水管の詰まりや環境汚染の原因となるとして、業界に対し、製品表示にトイレに流さずごみ箱に捨てるよう記載することを求める指導文書を発した。
市民の取組も推奨する。大手小売にはすでに含有製品の販売をやめたものもある。
一方でプラスチック非含有製品は入手しやすくなっており、法に関する意見公募では寄せられた意見の95％が賛成した。

【イギリス環境・食糧・農村地域省】