一般財団法人環境イノベーション情報機構
イギリス気象庁、2025年は過去2年に次ぐ高温になると予測
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2025.01.07 【情報源】イギリス/2024.12.12 発表
イギリス気象庁は、2025年の世界平均気温の予測を公表し、上位3位以内の高温になる見込みと報告した。2024年は、現在までのところ史上最も暖かい年になっている。
気温上昇の主な要因は、長年にわたる温室効果ガス排出の増加であり、2023〜2024年にはエルニーニョ現象の影響もわずかに加わった。
その結果、産業革命以前(1850〜1900年)の平均を初めて1.5℃上回ることがほぼ確実である。
単年での一時的な1.5℃超えはただちにパリ協定の失敗を意味するわけではないが、気候史に残る一大事だという。
同庁の予測チームによる2025年の世界平均気温の見通しは以下の通り。
・産業革命以前の平均を1.29〜1.53℃(中央値1.41℃)上回り、1.0℃以上上回るのは12年連続となる。
・熱帯太平洋においてエルニーニョ現象が終息し、気温を低下させるはずのラニーニャ現象へと向かうにもかかわらず、高温が予測される。
【イギリス気象庁】