一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ環境保護庁、2023年型車の燃費が過去最高、CO2排出量は過去最低と報告
【大気環境 その他(大気環境)】 【掲載日】2024.12.11 【情報源】/2024.11.25 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、軽量自動車(新車)のGHG排出量・燃費等をまとめた「自動車トレンド報告2024年版」を公表した。報告によると、2023年型車の燃費が過去最高、CO2排出量は過去最低を記録。
大手自動車メーカー14社すべてが現行GHG排出基準を満たし、電気自動車とプラグインハイブリッド車(PHEV)が新車全体の排出削減傾向を加速させた。
具体的に2023年型車は、
・実走行時の燃費が1.1mpg向上し、27.1mpg。CO2排出量は18g/mi減少し、319g/mi。
・2004年型に比べ、CO2排出量が31%減少、燃費は40%向上。
・バッテリー式電気自動車、PHEV、燃料電池車の合計が生産車全体に占める割合は、2022年型の6.7%から11.5%に増加、2024年型は14.8%に達する見込み。
この50年で自動車がもたらす大気汚染は大幅に改善されたが、乗用車と小型トラックは依然として同国の2022年GHG総排出量の約17%を占めており、更なるGHG排出削減と燃費改善が重要だという。
【アメリカ環境保護庁】