一般財団法人環境イノベーション情報機構
欧州連合統計局、2022年サービス部門での再エネ使用が増加と発表
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2024.10.09 【情報源】EU/2024.09.24 発表
欧州連合統計局(Eurostat)は、2022年に再生可能エネルギーが初めて EU のサービス部門の最終エネルギー消費量で火力と石油・石油製品を上回ったと発表した。最終エネルギー消費量に占める再生可能エネルギーとバイオ燃料の割合は 8.0%、火力は 7.6%、石油・石油製品は 6.3% だったという(2021年は、それぞれ 7.3%、7.6%、8.3%)。
しかし依然として、電力(50.6%)と天然ガス(26.9%)が最終エネルギー消費量の 4分の3 以上を占めている。
また、サービス部門の最終エネルギー消費量に関しては、卸売り・小売業が最も多く 896ペタジュール(PJ)(小売業単独では 582PJ)で、サービス部門全体の 21.1% を占めている。
卸売・小売業に続いて、専門・科学・技術活動などが 476PJ(11.2%)、宿泊・飲食サービス 463PJ(10.9%)、ヒトの健康・社会事業活動 448PJ(10.6%)となっている。
最終エネルギー消費量に関するデータは、スペイン、キプロス、ルーマニア、フィンランド、ベルギーとギリシャの一部を除くすべての EU加盟国 で利用可能である。
【欧州連合統計局】