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環境ニュース[国内]

川崎重工、世界初 水素焚き二元燃料エンジンの基本設計承認を取得

エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2022.12.14 【情報源】企業/2022.11.30 発表

川崎重工株式会社は、160,000立方メートル型の大型液化水素運搬船に搭載する発電用水素焚き二元燃料(デュアルフューエル:DF)エンジンおよび関連システムの基本設計承認(AiP:Approval in Principle)を一般財団法人日本海事協会から取得した。

今回、AiPを取得した水素焚きDFエンジンは、水素と従来の低硫黄燃料油を燃料として自由に切り替え可能なエンジンである。水素燃料の選択時は、本船の液化水素用タンクから自然発生したボイルオフガスを主燃料として95%以上の比率で混合のうえ発電し、船内へ電力を供給することで、船舶から排出される温室効果ガスを従来から大幅に削減する。

同社は、脱炭素社会に向けた水素エネルギーの普及を見据え、水素サプライチェーン(つくる・はこぶ・ためる・つかう)の技術開発を進めている。本エンジンの技術は、水素を「はこぶ」「つかう」といった需給両面を担う。今後も水素のエネルギー利用に向けて開発を推進することで、カーボンニュートラルの実現に貢献する。
【川崎重工業株式会社】

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