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環境ニュース[国内]

旭化成、水素製造用アルカリ水電解パイロット試験設備の着工を発表

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2022.12.07 【情報源】企業/2022.11.07 発表

 旭化成株式会社は、このほど同社川崎製造所において水素製造用のアルカリ水電解パイロット試験設備を着工したことを発表。
 同社は、世の中で期待される大きな水素需要に応えるため、さらなる設備の大型化が必要と考えている。加えて、変動する再生可能エネルギー由来の電力活用へも対応できる信頼性の高い製品の技術開発が課題と認識している。
 上記課題を解決するために、複数の電解槽モジュールで構成され、変動応答性や長期耐久性といった多様な実証試験が可能なパイロット試験設備の導入を決定した。本設備導入により、同社の水電解技術開発を大きく加速することが期待できる。

 複数のモジュールから構成されているため、仮に運転中に1モジュールが故障した場合や、夜間を想定した低出力運転など、様々な環境における装置挙動を再現できる。これにより、機器設計や運用手法、制御技術の検証と改良に役立てることができる。
 太陽光や風力といった再生可能エネルギーは出力が不安定なため、水電解装置には高い変動応答性が求められている。本設備はこのような変動がシミュレートできる装置設計としているため、再生可能エネルギーとの連携や電力系統の調整力が検証可能となる。
【旭化成株式会社】

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