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環境ニュース[海外]

欧州環境庁、2021年のEUの温室効果ガス排出量は前年比5%の増加に転じたと報告

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2022.11.10 【情報源】EU/2022.10.26 発表

 欧州環境庁(EEA)は、EUの温室効果ガス(GHG)排出の動向と予測に関する年次報告書を公表した。これによると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行からの回復に伴い、2021年のGHG排出量やエネルギー消費量は増加に転じた。加盟国からの暫定データに基づけば、2021年のEUのGHG排出量は、2019年の水準を大きく下回ってはいるものの2020年からは5%増加した(国際航空を含む)。また、一次エネルギー消費量及び最終エネルギー消費量も2020年比でそれぞれ6%、5%増加した。加えて、ガス価格の高騰などのエネルギー危機を背景に、近年みられた再生可能エネルギー(再エネ)の力強い成長が鈍化し、2021年のエネルギー消費に占める再エネの比率は22%にとどまった。報告書は、2030年までにGHG排出削減55%以上、再エネ比率45%(提案中)といった野心的なEUの目標を達成するには、GHG排出量やエネルギー消費量の削減、再エネ比率の向上において、これまでの2倍以上の成果を毎年上げる必要があると指摘する。
【欧州環境庁】

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