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環境ニュース[海外]

国際エネルギー機関、化石燃料燃焼による世界の2022年CO2排出量が1%弱の増加にとどまると発表

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2022.11.04 【情報源】国際機関/2022.10.19 発表

 国際エネルギー機関(IEA)は、化石燃料の燃焼による世界のCO2排出量が2022年は1%弱(約3億トン)増加し、338億トンとなるとの見通しを示した。この増加幅は、コロナ危機から世界経済が急激に回復した昨年の増加量(20億トン)に比べ遥かに小さい。再生可能エネルギー(再エネ)と電気自動車が記録的に普及したためで、そうでなければ3倍以上(約10億トン)増加していたという。2022年のCO2増加要因は発電部門と航空部門にある。ロシアのウクライナ侵攻による天然ガスの価格上昇が世界の石炭需要を下支えし、2022年の石炭火力発電所からのCO2排出量がアジアを中心に増加。石油関連のCO2排出量も主にコロナ危機後の輸送部門の需要回復により増加。一方、再エネ発電の増加量は700TWh強で過去最高となり、その3分の2を太陽光と風力、5分の1強を水力が占める。2022年は世界のエネルギー供給のCO2排出強度が再び改善する見込み。この変化は、各国政府が現在進めているクリーンエネルギー政策により加速するという。
国際エネルギー機関

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